前回のカメラ編に引き続きゲーム編ということで、Xiaomi Redmi 9Tのゲーム性能をレビューしていきたいと思います。
前回のカメラ編の記事はこちら。
今回は検証でPUBGとFGO、原神をRedmi 9Tでプレイしてみました。
ゲームターボ機能
Redmi 9Tには「ゲームターボ」という機能があり、ゲームパフォーマンスを向上させることができるようです。詳しい仕様はわかりませんが、一時的にCPU・GPUのクロックを向上させたりすることができるのかもしれません。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-07-20-47-56-040_com.miui_.securitycenter-473x1024.jpg)
以下のように、ゲームターボを発動するゲームを追加/削除ができるようになっています。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-26-11-333_com.miui_.securitycenter-473x1024.jpg)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-26-27-539_com.miui_.securitycenter-1-473x1024.jpg)
ちなみに、PUBGをインストールしたあとにゲームターボ画面を開くとデフォルトでPUBGは登録されておりましたが、FGOは登録されておりませんでした。なので手動で追加してやる必要があります。
PUBG
まずはPUBGから。結論から言うと普通に遊べます。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-07-20-40-43-179_com.pubg_.krmobile-1024x473.jpg)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-07-20-41-14-649_com.pubg_.krmobile-1024x473.jpg)
設定は、クォリティ「標準」フレーム設定「中」が限度でした。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-39-11-630_com.pubg_.krmobile-1-1024x473.jpg)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-38-41-785_com.pubg_.krmobile-1-1024x473.jpg)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-40-53-950_com.pubg_.krmobile-1-1024x473.jpg)
上記クォリティ「標準」フレーム設定「中」でプレイしましたが、特にカクつくこともなく普通にプレイできていました。ゲームターボ機能が有効になっていると、ツールバーから色々確認できるのですが、画像の通りフレームレートは30fps前後でCPU・GPUも極端に高くなている様子はありません。
お世辞にも画質は良いとは言えないですが、この程度で遊べているなら上等でしょう。
FGO
次にFGO。スペックが低い端末だと宝具演出がカクついたりと妙に重いゲームで知られるFGOですがどうでしょうか。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-07-20-42-22-573_com.aniplex.fategrandorder-1024x473.jpg)
左に黒帯が入ります。FGOは最近のアップデートで、アスペクト比の改善が行われ16:9ではなくiPhoneに合わせたアスペクト比(19.5:9だっけ?)になったようです。
個人的には、SONY系列であるANIPLEXが関わっているゲームなのにXperiaの21:9に対応しないというのがものすごく納得行かないんですがね。しかもXperiaだと左右に黒帯が出るだけでなく下にも黒帯が出ますからね。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-26-59-520_com.aniplex.fategrandorder-1-1024x473.jpg)
メニュー画面で既ににGPU使用率が30%。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-31-57-022_com.aniplex.fategrandorder-1-1024x473.jpg)
特に思い印象があるギルガメッシュの通常攻撃での演出です。GPU使用率が92%まで跳ね上がりました。
次に宝具演出です。スクショのタイミングが悪くパッとしない絵ですがまずはペンテシレイアの宝具演出。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-30-59-440_com.aniplex.fategrandorder-1-1024x473.jpg)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-31-02-101_com.aniplex.fategrandorder-1-1024x473.jpg)
そこそこGPU使用率が高くなっています。画像ので75%。ですが、ひどいカクつきもなく普通にプレイできます。
次にギルガメッシュの宝具演出。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-06-20-32-09-476_com.aniplex.fategrandorder-1-1024x473.jpg)
95%まで跳ね上がりました。そこそこカクつきます。
FGOは普段使用しているXperia1と比較すると、全体的にレスポンスが悪い印象です。ボタンを押したときの反応がワンテンポ遅れる感覚です。ですが気になる遅さではなく大部分の人は気にならない程度でしょう。問題なくプレイできます。
原神
美麗なグラフィックのオープンワールドRPGの原神。要求スペックは公式サイトに明記されておりませんが、必須スペックはArm v8a 64以上、RAMは3GB以上です。推奨スペックはSnapdragon 845以上、RAMは4GBとされているようです。
まず、今回検証するのに初めて原神をダウンロード・インストールをしてみたのですが、最初のゲームデータダウンロード容量が9GB越え、更にCPU・GPU使用率が80~90%代を推移しています。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-07-21-21-07-256_com.miHoYo.GenshinImpact-1024x473.jpg)
画質設定はデフォルトで設定「低」となっています。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-07-21-57-47-890_com.miHoYo.GenshinImpact-1024x473.jpg)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-07-21-57-54-696_com.miHoYo.GenshinImpact-1-1024x473.jpg)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_2021-02-07-22-06-41-012_com.miHoYo.GenshinImpact-1024x473.jpg)
キャラ移動中もGPU使用率が80%~90%以上で推移しておりかなり高負荷なことがわかります。プレイも若干のカクつきがあり、快適とは言い難いですがなんとかプレイできています。設定はデフォルトの「低」から「最低」へ落としたほうがより快適にプレイできるでしょう。一応それなりにプレイはできます。
参考までにXperia1の画像です。
Xperia1はデフォルトでは「中」設定。「最高」でもプレイできました。
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_20210207-215453-1024x438.png)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_20210207-215500-1024x438.png)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_20210207-213730-1024x438.png)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_20210207-213742-1024x438.png)
![](http://yanagida-log.com/wp-content/uploads/2021/02/Screenshot_20210207-213933-1024x438.png)
いやしかし今のスマホゲーってここまで進化してたんですねえ。
ゲーム性能まとめ
PUBGとFGOと原神プレイしてみましたが、若干のカクつきやレスポンスの悪さがあるものの、遊ぶことができました。かなり意外です。これらはそもそもプレイすらできないと思ってました。FGOも宝具演出でひどいカクつきが発生するだろうと思っていました。
ゲームブーストの恩恵なのか、Snapdragon 662のパワーなのかはわかりませんが、Redmi 9Tはある程度ならゲームもこなせる端末であるということがわかりました。軽量なパズル系のゲームなら尚更問題なくプレイできるはずです。更に、Redmi 9Tはデュアルスピーカとなっております。音量も大きく音質も悪くないので、ゲームや動画視聴などにはもってこいかと思います。
ですが、やはりPUBGや原神など重量系ゲームをプレイするならおとなしくもう少し上位のSoCを積んだスマホを買うべきでしょう。単純にパワーもそうですが、ファイルサイズもかなり大きいので、低価格スマホではストレージ容量的に辛いかもしれません。少なくともSnapdragon 720G以上でストレージは128GB以上のものを用意するべきでしょう。
なんにせよ、このくらいのゲームがこなせて17490円はやっぱり破格・・・もう一方のRedmi Note 9Tも試してみたくなりました。
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