HHKB HYBRID Type-Sを購入したが1週間で手放した

キーボード

Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 英字配列を購入しましたが1週間で手放しましたので、その経緯を記事にしたいと思います。

購入した経緯

テレワークが始まった

春からテレワークが始まり自宅で作業することが増えました。
仕事の都合上私物含めると4台のPCを使うことになるのですが、これら全てにキーボードを用意するのは現実的ではありません。
そこでUSB・Bluetooth両方対応しており、複数台接続できるキーボードを検討し始めたのが購入のきっかけです。

求めるキーボードの要件

まずキーボードを購入する前に今の自分の環境やニーズに合わせた要件を洗い出してみます。

・USB、Bluetooth両方対応であること
 4台のPCで切り替えながら1つのキーボードで運用したい。

・静電容量無接点方式(静音含む)か静音赤軸であること
 耐久性や打鍵感を重視した結果この2つはマストです。
 静音軸以外のメカニカルスイッチは音がうるさく、Web会議の妨げとなると感じたため
 静音赤軸を要件としています。

・英字配列であること
 職業柄コードを書くことが多いので英字配列だと便利だと思いました。
 後述しますがこれが間違いでした。

・Delete、PageUp、PageDown、Home、Endキーが独立して存在していること
 コードを書くのと同じくらい日本語文書ドキュメントを作成します。
 そのうえでこれらのキーを多用するため独立してあってほしい(Fnキー同時押しとかではなく)

・テンキーレスであること
 フルキーボードは邪魔

候補

以上の要件を満たした候補として以下を検討しました。

・HHKB

Happy Hacking Keyboard|PFUダイレクト

・Majestouch Convertible 2 Tenkeyless

【通販限定】Majestouch Convertible 2 Tenkeyless CHERRY MX SILENTスイッチ・テンキーレス・英語 US ASCII製品情報 | ダイヤテック株式会社
有線(USB)無線(Bluetooth3.0)両対応・テンキーレスバージョン /FILCOキーボードの製造・販売を行うダイヤテック株式会社です。

・TEX Shinobi

ShinobiUS-ASCII / Black
All new 7-row mechanical keyboard with Trackpoint /ThinkPad traditional layout : SK-8855 layout / Cherry MX1A switch / Retro keycap design / Made in Taiwan

・VARMILOのオーダメイド

VARMILO(アミロ)|メカニカルキーボードのカスタマイズ・オーダーメイド
キーボードの配列を含むレイアウト構成や機能、スイッチのカスタマイズはもちろん、LEDライト、本体ボディーとキーキャップの配色、字体、ケースへの刻印など、あらゆる方面から自分好みに細かくカスタマイズすることができます。世界でひとつだけ!あなただけのオリジナルキーボードを。

上記の要件をある程度満たしすぐ購入できるのがHHKBであったため購入してみました。

使用環境(仕事)

職業はシステムエンジニアをやっています。ジャンルとしてはアプリ開発ではなく基盤構築・開発となります。
ですのでシェルスクリプトやSQLなどを用いたコードの記述はもちろん、サーバへログインしターミナルでの作業も多くあります。
また、設計書や顧客提示資料など日本語のドキュメントも多く書きます。

使用してみて(なぜ手放したか)

打鍵感が気に入らん

HHKBを購入する前はRealforce 91UBKを使用していたため静電容量無接点方式の使用感はわかっているつもりでした。
ですがこれはType-Sであり静音モデルとなります。想像以上の軽さとスコスコ感で私の好みではありませんでした。

独自のキー配列に慣れなかった

これは慣れ、というより訓練が必要という認識は購入前から認識していました。それなりに気合を入れないと身に着けられないと覚悟は決めていました。
ですが私の仕事環境(内容)ではこの配列は合わないことがわかりました。

Alt+vが押しづらい

ターミナル作業でよく使用するショートカットとなります。ターミナル上にAlt+vでコマンドを貼り付けることができます。私はAltを左親指、vを左人差し指で押下するのですがHHKBの配列ではこれが非常に押しづらい。

Ctrl+PageUp(Down)が押しづらい

こちらもターミナル作業でよく使用するショートカットとなります。TeraTermの画面をCtrl+PageUp(Down)で画面送り(戻り)を実施することができます。スクロールが必要なくらいの大量なコマンド実行結果が返ってきた時、スクロールするのではなくこのショートカットキーでページ送りします。
大体こういう作業はかったるいので片手でやることが多いです。右親指でCtrlキー、右中指でPageUp(Down)を押下します。
これが独立したPageUpキーが無いHHKBでは押しづらい。

Ctrl+Alt+vが押しづらい

Excelにコピーしたテキストを貼り付ける際によく使用します。Ctrl+vで貼り付けてしまうとリンク情報や書式などゴミまで貼り付けてしまうため、値貼り付けのショートカットであるCtrl+Alt+vを多用します。
これがHHKBでは押しづらい。

Caps Lockキーが押しづらい

SQLを記載する際にCaps Lockキーを多用します。Shift同時押しでの大文字入力よりはるかに楽だからです。
これがHHKBでは押しづらい。

そもそもPCが英字キーボードに対応していなかった

これは私のミスなのですが、顧客から貸与されているPCはOSの設定でキーボード配列を変えることができない様になっていました。
一応、英語の言語パックをインストールすることで使用可能になりますが、これだと日本語入力ができなくなるためいちいち日本語と英語を切り替える必要があります。
日本語ドキュメントも結構書きますのでこれらを切り替えるのが非常に面倒。

以上のことが重なり非常にストレスを感じていました。なんとか1週間頑張ってみましたがダメでした。
私の環境の場合、恐らく訓練をしてHHKBをの配列に慣れたとしてもタイピング効率は落ちると判断し、手放しました。
結局今は91UBKを使用しています。うるさいけど静音じゃない静電容量無接点方式の押し心地は最高だし、やっぱなんだかんだ日本語配列良いわ。

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